感想&パスタ

思いつくまま感想を書いて、パスタを食べる日々

お気に入りの映画 「ジェイン・オースティン・コレクション エマ」

 

ジェイン・オースティンと言えば小説「Pride and Prejudice」(自負と偏見)。

自負と偏見」が大好きだったので小説「エマ」を読んだことがあります。

その時は、エマの良さがよく分かりませんでした。

 

ところが、ケイト・ベッキンセール主演の映画「ジェイン・オースティン・コレクション エマ」を観て、エマがとても好きになりました。

 

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エマがどんな人かは小説の1行目でわかります。

「Emma Woodhouse, handsome, clever, and rich」

女性にとって必要な全てを備えている。。

少なくとも本人はそう思っています。

 

いつも女主人らしく背筋をピッと立てていますが、年老いた父の世話をするやさしい娘です。

彼女は、家庭教師のミス・テイラーに結婚相手を見つけたことが自慢です。

 結婚相手を探してあげること、それが彼女の楽しみになっていきます。

 

目を付けたのは、教会で見かけた寄宿舎学院の寄宿生ハリエット。

彼女の頭の中では、

ハリエットは紳士の娘。

だから、牧師のエルトンに結びつけるのが最適!

になっていきます。

 

エマの姉の旦那さんのお兄さんのナイトリーは独り身ということもあり、

よく、ウッドハウス家を訪ねてきますが、エマの思い上がりを叱ります。。

 

映画の中でケイトは、明朗かつ落ち着き払った美しい女主人エマを演じます。

まだ若いので肌も白く、あどけなさすら感じます。

 

ナイトリーの俳優さんはちょっと力が入りすぎて、エマとナイトリーさんのやりとりが喧嘩になっているのが残念です。

でも、他の映画「グウィネス・パルトロウのエマ」を見ると、ナイトリーさんの輝きが足りない。。だからちょうど良かったのかもしれません。

 

この映画で忘れられないシーンが二つ。

 

皆で馬車に乗ってピクニックに行くシーン

 

 多数の召使・小間使と、ピクニックの機材を乗せて、馬車で丘を越えます。

 ピクニックの贅沢さに驚くとともに、イギリスの田園風景がとても爽やかです。

 映画の制作者の時代考証がしっかりしていることも伝わります。

 

 

午前の光が眩しいエマ

 

 ダメなシーンもあります。

 薄く霞がかかった柔らかい午前の日差し。

 庭園でナイトリーさんと会話するエマがとても眩しそう。

 

 エマの白い肌は映えていましたが、眉間にシワが。。

 監督にもう少し配慮が欲しかったです。 

 

最後のナイトリー邸での宴会のシーン

 

 紳士・レディだけでなく、自分の荘園の小作農家の人々も呼んで、

 一緒に大広間で食事をします。

 ナイトリーさんの身分を気にしない性格、荘園の人たちへの思いが伝わります。

 イギリスの紳士・淑女の世界を描くドラマや映画で、

 こんな「人々は平等と訴える」シーンは見たことがありません。

 ナイトリーさんってすごいいい人なんだなーと心に響きます。

 そんなナイトリーさんに感化されたエマも。。

 

 多数の召使・小間使がどんどん残飯を処理するシーンがありますが、

 こんなところが、リアル感を高めてくれます。

 ここも制作者の時代考証の結果でしょうか。。

 

 

とても大好きな「ジェイン・オースティン・コレクション エマ」、おすすめです。

 

 

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