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感想&パスタ

思いつくまま感想を書いて、パスタを食べる日々

お気に入りの海外小説 「信ぜざる者コブナント」

一人で宇宙船で旅立つとしたらどの本を持って行きますか?

わたしが持っていくのはこの「信ぜざる者コブナント」です。

 

主人公はらい病を患うことで、愛する妻子、地域社会との繋がりを失います。

無理やり出かけて行ったバーで殴られ彼は昏倒します。

 

目が覚めると、別の世界に呼び出されたことを悟ります。

出会った少女によって、この世界の不思議な力で治療されます。

指先に蘇る感触。。「ありえないことだ」

 

少女の母は、彼のプラチナの結婚指輪に恐れ戦きます。

「白きまがまがしき金をまとう者あり。。」

この世界に「白金」はありません。「白金は破壊する力」と呼ばれます。

 

彼に託された諸侯へのメッセージを胸に抱えて諸侯を訪ねます。

諸侯の王はこの世界を滅ぼそうとしている腐敗の王と対峙しています。

 

彼は諸侯たちに、

「古王コブナント、白い金の指輪の帯持者」と讃えられても、

「俺はライ患者。夢に逃避しない」

と英雄として戦うことを拒否します。

 

主人公がらい病であることや、

主人公が英雄として戦うことを拒否することなど。

読んでいて辛い時があるかもしれません。

 

それでも、描きだされた世界、そこで生きる人々に圧倒されます。

王たちは戦う時は杖を振り上げて、大地を讃える呪文を唱えます。

 

「メレンクリオン・スキワー

 ミナスミル・ミルカバール」 

 

主人公とこの世界の絶望が深い分、戦っていく人々の物語は、読む人の心に強く訴えてきます。

それは、人生の困難に直面した時に心の糧となって支えてくれます。

 

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信ぜざる者コブナント 第1部 破滅の種子 上

信ぜざる者コブナント 第1部 破滅の種子 上

 

  

 

「信ぜざる者コブナント」は三部構成になっていて、一部二冊、全部で六冊の本です。

 絶版となっているので中古で手にいれるしかありません。